人探しは難しい。


人探しとひとくくりに言っても、思い出の人探しと、家出や失踪人の居所を探しだす人探しとでは、まるで探し方は違うし難易度も違う。

恩師や昔の友人などは、別に姿を隠そうと思ってどこか意図的にいなくなたわけではない。しかし家出や失踪をした人というのは、借金から逃れるためや、家族との折り合いが悪くて出て行ってしまうなど探されることを想定し、ばれないように、後を追ってこられないように姿を隠している場合が多い。
一般的に家出人等を探す場合、家出する直前の行動や動言から行き先のヒントを見つけ出しその足跡を追います。家族や友人との何気ない会話の中にヒントが隠されていることもあります。とても地道な作業で、色んなピースをつなぎ合わせそれを追っていくのです。他の調査に比べ時間がかかるのは当然といえます。


人探し依頼のポイント

どんな小さなことでも全て話すことが大切です。こんなことは関係ないだろうと思うことが、大きなキーポイントになることもあるようです。また、警察への失踪届を出すことも大切。どうせ、探してくれることはないだろう。と思っていても、友人知人関係の行いから、いもずる式に発見される場合もあります。
ただ、探偵に調査依頼をするのなら、手がかりの風化する前、つまり家出、失踪からあまり時間の経っていないうちにするのをお勧めします。


家出された家族は居場所が分かるまで心配する日々を送っています。そしてその存在を忘れることはありません。また、家出をされたことで初めて何を考え、どんな交友関係を持っていたのか知る場合も多い様です。個人で探し出すには限界があり、日常生活を送らなければいけない以上、探し出すことにばかり時間を費やすことはできません。残された家族は、ずっといなくなってしまった家族のことを心の隅に思いながら、毎日を過ごしているのです。